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「だって、冗談でしょ?」

第5章 「こんな理由で電話しちゃだめなの?」

その夜、杉村くんからメールが届いた。

どんな口説き文句かと思えば、ただ学食に新メニューがでてましたよ!っていう報告…。

「なんだよ、もー」

思わず呟いて、自分がガッカリしていることを気づく。

ベッドに横になり、目を閉じる。

蘇るのは、やっぱり杉村くんの感触。

もっと触れたい…

もしかして、いや、もしかしなくても…


私、杉村くんに恋してる?


















…いやいや、冗談でしょ!

だって相手は童顔だし、年下だし、やたらキスが上手いし、自信ありげだし……



「なんだよ、もー…」

もう一度そう呟いて、枕に頭を押し付けた。

これはもう、完全に、恋かも。

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