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「だって、冗談でしょ?」

第2章 「大きくなったら絶対イケメンになるよ」

「山代さん!これ5番テーブルの男の子に持っていってあげて!」

少年の行動にビックリしていると、調理担当の先輩に声をかけられた。

「あ、はい!」

あの子のところだ...



ケチャップでスマイルマークが書かれたオムライスは、卵がとろとろしていてとっても美味しそう。

実は私もまかないでたまにいただいている。
中のチキンライスには二種類の肉が入っていて、少し濃い目の味付けがされていて...

よし、今夜は私もオムライスいただいてから帰ろう。

「お待たせしました!こちらオムライスでございます。」

うつむく男の子の前にオムライスを置く。
慌てて参考書を片付ける姿から、なんだか目が離せなかった。

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