
情報無双と無双くん
第1章 #1
コンビニとファーストフード店の目の前に風火工業高校はある。
使い勝手のよさから人気もあったらしい。
もちろん不良やヤンキーから。
そのためかここら辺で不良やヤンキーをよく見かける。
生徒指導が校門で怒鳴っているのを尻目に電子科1年教室へと歩みを進める。
生徒達の喧騒がいつも通りに視界に入る。
「高校生になってまでこんな騒ぐ必要ある?」
大人びた性格の風那は言う。
別にいいんじゃないかね、今時大学生もはっちゃけてるんだんだぜ
それはごく入学した時だけだが。
教室に入るといつも通りに男子が多い。
工業高校といえば男子が多いイメージを持つ人もいるだろう。
もちろん男子は多い。1年電子科は35人学級なのだがそのうち女子は5人。他30人は男子である。
でも少なかったら絆は深まるんじゃ?と思う人もいるだろう。
確かに仲は良い。表面上はね。
実は新学期早々嫌いな奴ができたのだ、私達2人には。
「ちょっと男子ぃ〜」
ビッチの甲高い声が耳に入り、顔をしかめる。
彼女こそ私たちが嫌う峯院愛蘭だ。
峯院愛蘭とかいてほういんあいらと読む。
なんか金持ちそうな名前だがそうでもないらしい。
ただし学歴は立派なものだ。
某有名附属校出身で風火工業に入ってきた。それで自分は特別だと思っているんだとか。
私が思うにそんな名門附属校に行ってたのに工業高校に入るとはどこまで落ちぶれたのだろうかと思うのだが。
落ちぶれたのち男子に媚びを売るとは気持ち悪いにも程がある。
まずはその気色悪い顔を整形しろ
「なぁ峯院って奴うざくね?」
「ちょーーうぜぇ」
「馴れ馴れしいしな」
近くにいた男子三人組がさっそく毒づいていたのでざまぁみろと思いつつ自分の席に向かう。
私は出席番号3番なので一番窓側の席だ。
教科書類を机に突っ込もうとすると何かにつっかえた。
一度教科書類を机に置き、机の中を探ると1枚のメモが入っていた。
紙にはケータイ番号が丸字で書かれていた。
ホームルームまでの時間を確認して教室を出る。
校内でのケータイ使用は休み時間であれば許可されているので歩きながら操作する。
使い勝手のよさから人気もあったらしい。
もちろん不良やヤンキーから。
そのためかここら辺で不良やヤンキーをよく見かける。
生徒指導が校門で怒鳴っているのを尻目に電子科1年教室へと歩みを進める。
生徒達の喧騒がいつも通りに視界に入る。
「高校生になってまでこんな騒ぐ必要ある?」
大人びた性格の風那は言う。
別にいいんじゃないかね、今時大学生もはっちゃけてるんだんだぜ
それはごく入学した時だけだが。
教室に入るといつも通りに男子が多い。
工業高校といえば男子が多いイメージを持つ人もいるだろう。
もちろん男子は多い。1年電子科は35人学級なのだがそのうち女子は5人。他30人は男子である。
でも少なかったら絆は深まるんじゃ?と思う人もいるだろう。
確かに仲は良い。表面上はね。
実は新学期早々嫌いな奴ができたのだ、私達2人には。
「ちょっと男子ぃ〜」
ビッチの甲高い声が耳に入り、顔をしかめる。
彼女こそ私たちが嫌う峯院愛蘭だ。
峯院愛蘭とかいてほういんあいらと読む。
なんか金持ちそうな名前だがそうでもないらしい。
ただし学歴は立派なものだ。
某有名附属校出身で風火工業に入ってきた。それで自分は特別だと思っているんだとか。
私が思うにそんな名門附属校に行ってたのに工業高校に入るとはどこまで落ちぶれたのだろうかと思うのだが。
落ちぶれたのち男子に媚びを売るとは気持ち悪いにも程がある。
まずはその気色悪い顔を整形しろ
「なぁ峯院って奴うざくね?」
「ちょーーうぜぇ」
「馴れ馴れしいしな」
近くにいた男子三人組がさっそく毒づいていたのでざまぁみろと思いつつ自分の席に向かう。
私は出席番号3番なので一番窓側の席だ。
教科書類を机に突っ込もうとすると何かにつっかえた。
一度教科書類を机に置き、机の中を探ると1枚のメモが入っていた。
紙にはケータイ番号が丸字で書かれていた。
ホームルームまでの時間を確認して教室を出る。
校内でのケータイ使用は休み時間であれば許可されているので歩きながら操作する。
