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恋するビッチちゃん

第2章 運命? そんなのありえなくね?

――数十分後



……なーんかつまんないんですけどー。

男たち、結局さぁやを無視して勝手に騒いでるしぃ……。

もっとさぁやをお姫様扱いしてほしいんだけど?

可愛くむすーっとふてくされてもスルーされるし! もう! なんなの!

こうなったらやけ酒だよ!

テーブルにあるオーダー用のボタンを連続プッシュする。


(おっせぇぇな! 早くこいよ、糞が!)


店が混んでいるのか、店員がなかなかこない。

男たちが自分をお姫様扱いしてくれないことも、呑みたいのにすぐに店員がこないことも、ぜーんぶ気に食わない!

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