
恋するビッチちゃん
第2章 運命? そんなのありえなくね?
腹立ちまぎれに、ボタンを壊れそうな勢いで猛連打。
しばらくすると背後から、
「お客様…」
と、店員の声がした。
ようやくきたかと、鬼の形相で振り返る。
「おせぇんだ……け……ど……」
勢い良く浴びせた罵声が、最後尻すぼみになり、そのまま呆けてしまう。
なぜって……。
そこには、今まで思い描いた理想の王子様がいたから。
「お客様。そんなにボタンを連打されては壊れてしまいますのでご遠慮ください」
王子から発せられるぶっきらぼうな言葉……。
いい! この無愛想でクールな感じも、ちょっと冷たい感じも!
ドS王子?
うんうん! 見た目も、声も、性格も、さぁやの理想!!
しばらくすると背後から、
「お客様…」
と、店員の声がした。
ようやくきたかと、鬼の形相で振り返る。
「おせぇんだ……け……ど……」
勢い良く浴びせた罵声が、最後尻すぼみになり、そのまま呆けてしまう。
なぜって……。
そこには、今まで思い描いた理想の王子様がいたから。
「お客様。そんなにボタンを連打されては壊れてしまいますのでご遠慮ください」
王子から発せられるぶっきらぼうな言葉……。
いい! この無愛想でクールな感じも、ちょっと冷たい感じも!
ドS王子?
うんうん! 見た目も、声も、性格も、さぁやの理想!!
