テキストサイズ

恋するビッチちゃん

第2章 運命? そんなのありえなくね?

「ロックオン☆」

とびきりのカワイイ表情……上目遣いで目を見開き、親指と人差指をくっつけてできた円から右目をのぞかせる。

「はぁ……」

王子はさぁやの可愛さに、早速心を奪われたのか、無言のまま見つめてくる。

やだやだぁぁ…そんなに見つめたら、さぁや困っちゃう♪

一人で王子の視線にもだもだしていると、男たちその1――春樹(通称:ハル)――が急に、さぁやたちにわって入ってきた。

「おぉ! お前、袴田じゃねぇの! こんなところでバイトしてたんだ」

男その1の分際で、さぁやと王子の間に割って入るとか図々しい! ってか知り合いなのかよ?!

ストーリーメニュー

TOPTOPへ