さよなら、またね。
第4章 ひとりのふたり
「やっとお揃いだね。」
上半身だけ素肌を晒して、恥ずかしい格好になった私たちは、遠慮がちにお互いの肌を触り合う。
「君の触り方が妙にエロいから、勃っちゃった。」
彼の手が私の手を導いて、硬くなり始めたソコに触れさせる。
スーツのスラックスの上からでもわかる硬さに、私はさらに胸を高鳴らせる。
「すごい・・・」
「君がね。」
「え?」
「こんなに余裕のない自分は本当に久しぶりなんだ。責任、とってくれるよね?」
クスクスと笑う彼に、私もつられて笑う。
「下、早く脱がないと窮屈なんだけど?」
それを合図に、お互いのベルトを外しあって、ふたりでベッドに縺れるようにダイブした。