さよなら、またね。
第4章 ひとりのふたり
ズボンを脱がせ合う間も、絶え間ないキスが続き、彼が少し乱暴に私のデニムを剥ぎ取ると、私は下着姿になった。
「やっぱり、美味しそうな身体。」
彼が上から見下ろして呟く。
その顔は、男の顔になっていた。
私の上に跨る彼のボクサーパンツには男の形が露わになっていて、私は無意識に彼のソレに手を伸ばした。
「ストップ。先にイかされるのは趣味じゃない。」
ニヤリと笑った彼は、私の膝裏に手をかけて、脚を大きく開かせた。
「あっ・・・!!」
「ねぇ、ここ、色が変わっちゃってるよ?」
「いや・・・言わないで・・・」
キスだけでこんなに濡らしている自分が恥ずかしくて、顔を手で覆うと、彼はその手を外した。
「全部見せなさい。」
彼の眼に射止められたようにその言葉に従うと、そっと頭を撫でられた。
「いい子だね。」
そう言った次の瞬間にブラを上にずらされた。
「やっ!!あっ・・・」
抵抗する間もなく彼の手のひらに包まれた胸は、いとも簡単に形を変えていく。
下から持ち上げられるように揉まれて、親指で乳首を弄ばれると、敏感な乳首は、固さを増してぷっくりと起ち上がった。
「身体は正直だね。乳首は俺に食べて欲しそうに美味しくなってきたよ。」