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色にでにけり 恋

第11章 反省会

「月曜日には学校中に広がっているんでしょうね・・・・・・。」



遥暉は腰の傷や痙攣発作があることを学校で隠しているのだろう。


人が同情で特別扱いすることが嫌なのだ。



「誰も遥暉を笑ったり憐れんだりしないさ。」


「・・・・・・。」


「寧ろ、このことで皆が変化したとしたら、

普段の遥暉の頑張りを皆が認めてくれたからだと思わないと、な。」




上出は遥暉の頭をポンポンと撫ぜた。






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