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色にでにけり 恋

第5章 敵の正体


「アホ坂が2年に進級できたこと自体、奇跡だって。

そもそも、補習だって編入組1年生のためのクラスに出ている段階で、おかしいだろう。

部活停止処分で補講受けてるそうじゃないか。

しかも今度の補講テストで不合格だったら、退部処分だとか。

丸山は関わらないほうがいいぞ。」


慶矩の最後の一言に、遥暉がきゅっと口を結んだ。


「なんというか・・・・・・壮絶な・・・レベルだな。」

思わず上出も呟いていた。


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