テキストサイズ

色にでにけり 恋

第1章 学校へ行こう

駅で降りるとサラリーマンは脱兎のごとく逃げて行った。


上出も遥暉も追い掛けてまでどうこうする気はない。


「ありがとうございました」

「連休明けから増えたんじゃないか」

「そうですね、増えたというより酷くなった感じです」

「酷く?」

「以前は密着して押し付けられるだけとか、撫でられるだけだったんですけど・・・・・・」


そういいながら遥暉がYシャツのボタンをはめ直している。


――?!


「まさかシャツの中に手突っ込まれたのか?」

「今日みたいにボタン外されたり、前後手を突っ込まれると・・・・・・」


「!?」



ストーリーメニュー

TOPTOPへ