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色にでにけり 恋

第8章 クラスメイト


もう一度岡田さんに相談してみようか。



--丸山君は思い切り甘えていたらそれでいいと思うよ。

 上出君に全て委ねたら大丈夫。



岡田さんはそう微笑んでいた。




でも心が上出先輩のすべてを欲しがって止まらない。





何も語ってくれない寂しさを紛らわせるように・・・


そして離れていても気持ちは傍にいられるように・・・


自分の気持ちを慰るため、


二人の短歌を扇画に書き付けて夜を過ごした。




--そういえば、
  先輩変なこと言ってたな。
  
  海斗先輩がどうとか・・・・・・。





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