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短編集。

第1章 誘拐犯×お姫様




「っ!?」


目の前には血まみれの光喜。


「美雨、さようなら。」


そして、ゆっくりと僕の腕の中で目を閉じる光喜。


「...こう、き...光喜!やだ!!!
こうき、やだよ!死なないで光喜!!」


揺さぶっても、ほっぺをたたいてもキスしても目を覚まさない光喜。愛のキスなんて無いんだ。あんなの嘘なんだ!王子様もお姫様もいない全部嘘だ!


「嫌だ...光喜!!!!」



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