無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

次に目を覚ますと朝になっていて、子鹿は既に登校した後だった

昨夜の最後の記憶は、子鹿に中出しして気持ちよかったところで途切れている

また子鹿に甘えてしまった

さっさと自分だけ満足して、そのままの態勢で寝てしまった昨夜の事を思い出すと、情けなくてまた憂鬱になってくる

このままではまた寝込んで子鹿に迷惑を掛けそうなので、まだ頭が重たいけれど、ベッドから無理矢理降りてキッチンへ向かった

するとそこには、ダイニングテーブルに座って、編集の衛藤君がパソコンを打っていた

「おはようございます、先生、子鹿ちゃんは学校へ送っておきました」

衛藤君は僕に気づくと、立ち上がりニコリと微笑みながら言う

相変わらず朝からビシっとスーツで決めて、立ち居振る舞いにも隙がない

「朝食を温めますね、絶対に食べさせるように子鹿ちゃんに頼まれたんで、ちゃんと食べてくださいね」

衛藤君はそう言うと慣れた動作でキッチンに立ち、手早く朝食を準備してくれた

子鹿の準備してくれていたポトフに加えて、スクランブルエッグにサラダとコーヒー

味も盛り付けも完璧で、本当にこの青年は何でもそつなくこなすなと感心してしまう

見た目も完璧だし、仕事をさせても優秀だし、子鹿にはこんな情けない僕よりも、衛藤君の様な男が似合うのではないかと、

「先生っ、コーヒーに砂糖を入れすぎですっ、子鹿ちゃんにまた怒られますよ」
「うう・・、ごめんなさい」

しみじみ考えてしまうのだった