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ボクの小鹿

第1章 プロローグ

「さあ、起きるよ、子鹿」

パパは優しいキスを終えると、ベッドの上に起き上がってそう言います

そして手早 私がひきづり下ろしてしまったズボンを上げて、私にもさっき脱いだパジャマを掛けてくれました

「シャワーを浴びて目を覚ましてくる、起こしてくれてありがとう、子鹿」

パパはそのままそそくさとベッドを下りると、私にニコリと一度微笑み掛けてから寝室から出て行こうとします

これで目的通りにお寝坊のパパを無事に起こす事が出来ました

でも、私にはちょっと不満な事があります

ーーグイッ
「待って、パパ」

なので私は歩き出したパパのパジャマの背中を、思い切り引っ張りました

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