SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第11章 悲しみに捧ぐリコリスの花束を
映像越しの少女と青年は、あの別れた日から全く見目が変わっていなかった。青年ならいざ知らず、少女まで変わらないのはおかしい。
ガウリイとシルフィールがそれを同時に不思議に思った時、リナがその反応を予測した様に付け加えた。
『あたし、ガウリイにもシルフィールにも、誰にも言わなかったけど。
ガウリイたちと別れたあの日。
ゼロスと契約をしたわ。
不死の契約。
後悔はない。だって、離れるのはもう・・・イヤだから。それに、世界全部を見たい。ゼロスと。・・・だから、お願い、怒らないでね』
悲しそうに、少女は事実をありのままに伝える。シルフィールは信じられないと言った様子で口を手で押さえ、目を見開いていた。
ガウリイはーーー笑っていた。
「ははは!さすがはリナだ。・・・不死の契約をしても、輝きは消えない。おれが、初めて好きになったリナと同じ、変わらない・・・眩しくて強いリナ=インバース・・・だな」
「・・・!そう・・・かもしれません」
シルフィールも納得し、ガウリイの腕に寄り添ってくすくすと笑った。
リーネは、不思議そうに父に問いかける。
「ねー、ぱぱ?このお姉ちゃんと、お兄ちゃんだあれ?」
「・・・
おれの、大切な相棒、だよ。忘れることなんてできないーーー命と同じ・・・仲間だよ」
「ガウリイ様・・・」
「で、あの隣のおかっぱはな、リナを溺愛してるマゾクだ。あーみえて1000歳は超えてるからオドロキだよな。」
「ほえー!せんさい!リーネもせんさい生きたい!」
「リーネは普通でいいわ。ねっ」
リーネの可愛らしい発言に、シルフィールは苦笑いしながら、優しく頭を撫でる。リーネは幸せそうに微笑んだ。
『じゃ、近いうちに寄るから。
きっと、メモリーオーブが届く頃には、ね』
「「えっ!」」
メモリーオーブの映像が終わったと同時に、チャイム音がする。
2人は顔を見合わせ、ぷっと吹き出した。
「なら、わたしアメリアさんとゼルガディスさんをお連れするわ」
「おれはルナさん。実はリナから連絡来たらすぐ知らせろって言われてんだ」
「・・・リナさん、お気の毒に・・・」
何はともあれ。嬉しい来客を招き入れるため、シルフィールとガウリイは玄関へと掛けて行ったのだった。
ガウリイとシルフィールがそれを同時に不思議に思った時、リナがその反応を予測した様に付け加えた。
『あたし、ガウリイにもシルフィールにも、誰にも言わなかったけど。
ガウリイたちと別れたあの日。
ゼロスと契約をしたわ。
不死の契約。
後悔はない。だって、離れるのはもう・・・イヤだから。それに、世界全部を見たい。ゼロスと。・・・だから、お願い、怒らないでね』
悲しそうに、少女は事実をありのままに伝える。シルフィールは信じられないと言った様子で口を手で押さえ、目を見開いていた。
ガウリイはーーー笑っていた。
「ははは!さすがはリナだ。・・・不死の契約をしても、輝きは消えない。おれが、初めて好きになったリナと同じ、変わらない・・・眩しくて強いリナ=インバース・・・だな」
「・・・!そう・・・かもしれません」
シルフィールも納得し、ガウリイの腕に寄り添ってくすくすと笑った。
リーネは、不思議そうに父に問いかける。
「ねー、ぱぱ?このお姉ちゃんと、お兄ちゃんだあれ?」
「・・・
おれの、大切な相棒、だよ。忘れることなんてできないーーー命と同じ・・・仲間だよ」
「ガウリイ様・・・」
「で、あの隣のおかっぱはな、リナを溺愛してるマゾクだ。あーみえて1000歳は超えてるからオドロキだよな。」
「ほえー!せんさい!リーネもせんさい生きたい!」
「リーネは普通でいいわ。ねっ」
リーネの可愛らしい発言に、シルフィールは苦笑いしながら、優しく頭を撫でる。リーネは幸せそうに微笑んだ。
『じゃ、近いうちに寄るから。
きっと、メモリーオーブが届く頃には、ね』
「「えっ!」」
メモリーオーブの映像が終わったと同時に、チャイム音がする。
2人は顔を見合わせ、ぷっと吹き出した。
「なら、わたしアメリアさんとゼルガディスさんをお連れするわ」
「おれはルナさん。実はリナから連絡来たらすぐ知らせろって言われてんだ」
「・・・リナさん、お気の毒に・・・」
何はともあれ。嬉しい来客を招き入れるため、シルフィールとガウリイは玄関へと掛けて行ったのだった。