SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第12章 奪い去りlove❤︎
「さ、もう少しで目的の場所に着きますから」
「・・・目的?」
「はい」
お互い、無言になってゆっくりと砂浜を歩き始める。その間もゼロスはリナをマントに包んでいた。
しばらく行くと、なにやらキラキラと光るものが散らばる場所に着いた。
「綺麗・・・」
「着きました。すいません。一度マント外しますね」
ふわり、と離れるマントとゼロスの体に、少し寂しさを覚えたのは、きっと気のせいだとリナは一人納得した。
「これ、なに?」
「これは星の砂です。とても珍しいものなんですよ」
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