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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第12章 奪い去りlove❤︎



しゃがみ、2センチほどの小瓶にその砂を詰めるゼロス。リナもつられてしゃがみこむ。
よく見ると、それは白い色をした星型の小さな粒。決してそれ単体では輝けないが、どうやら太陽の光で光っているように見えたらしい。

「これを拾いに来たの?」
「はい。獣王様がご所望で」

やっぱり、仕事。
リナはわかっていたはずなのに、少しだけつまらない気持ちになった。

「さて、そろそろ帰りましょまうか。ガウリイさん、心配していらっしゃいますよ?」
「そうね。お役所仕事のゼロスくんだもんね。あーあ、またあたしってば暇つぶしに付き合わされて馬鹿みたい」
「・・・突っかかる言い方しますね」
「べええっっつにい!?まあ、今回は平和すぎる依頼に付き合わされただけだから別に怒ってないけど!でももう2度と付き合ってあげない!」
「・・・リナさん」
「第一、こんな砂拾うくらい、一人で来なさいよ。あたし必要ないじゃない!ほらっ、早く送ってよ!それ位しなさいよ!」



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