SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第12章 奪い去りlove❤︎
一気にまくし立てるリナに、ゼロスは呆れ溜息をついた。
「リナさん」
「だからっ、なに!早く送って・・・」
「なぜ、泣いているんです?」
「っ、え・・・?」
ぽろ、ぽろ。
リナの大粒の瞳から溢れるのは、紛うことない涙。その涙に困惑した少女は慌てて涙をぬぐい、素知らぬふうを装うとする。
「や、やだ。泣いてないもん。これは・・・っ、目にゴミ入っちゃって・・・」
「隠さないでください、リナさん」
涙を拭う手を優しく掴み、押さえ込んでしまう。リナは恥ずかしさと悔しさで反論もできずただにらむだけ。
「どうして、泣いているんですか。」
「だからっ、目にゴミ・・・」
「嘘つき。」
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