SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第12章 奪い去りlove❤︎
気づけば夕暮れ時。太陽はちょうど直線上の海に浮かぶ島のてっぺんでキラキラと赤く照らす。それはまるで最高級の宝石。
そしてリナの首にかけられたのはゴールドの丸いプレートに先ほどの星の砂とルビーを埋め込ませたペンダント。
「ここら一帯の言い伝えで、《恋愛成就》のおまじないだそうです」
「っ・・・それ、って」
「はい」
もう、ゼロスがなにも言わなくても分かった。多分、恥ずかしがり屋のリナのために、敢えて言わなかったであろう、誓いの、愛の言葉。
「ありがとう。あたしも、同じ気持ち・・・だから。安心して、ね?」
「ーーありがとうございます」
太陽が沈んでいく。また、深い深い闇を生み出す夜が来る。でも、それは希望を生み出す朝につなげる架け橋。闇と、暁が唯一一つになれる今の刻。
二人の、全く異なる性質の《闇》と《暁》は、一つになった。
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そしてリナの首にかけられたのはゴールドの丸いプレートに先ほどの星の砂とルビーを埋め込ませたペンダント。
「ここら一帯の言い伝えで、《恋愛成就》のおまじないだそうです」
「っ・・・それ、って」
「はい」
もう、ゼロスがなにも言わなくても分かった。多分、恥ずかしがり屋のリナのために、敢えて言わなかったであろう、誓いの、愛の言葉。
「ありがとう。あたしも、同じ気持ち・・・だから。安心して、ね?」
「ーーありがとうございます」
太陽が沈んでいく。また、深い深い闇を生み出す夜が来る。でも、それは希望を生み出す朝につなげる架け橋。闇と、暁が唯一一つになれる今の刻。
二人の、全く異なる性質の《闇》と《暁》は、一つになった。
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