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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第12章 奪い去りlove❤︎



「リナ、どこに行ったか心配したぜ?」
「えっ、あ、ごめんガウリイ!お腹すいたから近くの町まで行ってて・・・」
「ふーん。ま、暗くなったし、宿まで行こうぜ」

結局、あの後ゼロスはなにもせずリナをガウリイのところまで送り届けた。別れもあっさりしていて、リナは少しだけ寂しい気持ちを感じていた。

ーーでは、リナさん。付き合っていただいてありがとうございます。また、一緒に出かけましょうね。今度は、仕事抜きで❤︎

そう言われた時は少し、すこおーし嬉しかったけど。

「・・・わかってる。想いだけで、一緒に居られるほど簡単じゃないってことくらい」
「・・・?リナ?」
「あたし、それでも!弱音吐くもんですかああっ!」

突然気合いを入れるリナに、わずかに引き気味のガウリイ。

「よっしゃ、ガウリイ!行くわよ!ほんとーに真っ暗になっちゃうから!」
「お、おうっ!」


リナは、気合いを入れたことを、すぐに後悔する羽目になった。

小さな宿屋と、数件の商店、そしてぽつぽつと民家しかない町にたどり着いたのは、ガウリイと意気揚々と飛び出してから約一時間後。
後にも先にもごはん❤︎しかないあたしたちは、宿へと飛び込んだ。

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