SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第12章 奪い去りlove❤︎
「わかったわよ、あーんでいいから!」
「はい、あーん❤︎」
「あ、あー・・・ん?」
はた、とガウリイと視線が合う。
改めて、リナは今の状況を整理する。(ほんぢつ二回目)
「リナ、一緒に食おうぜ」
「わとっ!?ガウリイ!?」
ガウリイは自然な動作でリナの腕を掴み、ゼロスの膝から降ろそうとする。
「いえいえ。ガウリイさんは一人でお食べ下さい。僕が《責任を持って》リナさんに食べさせてあげますから❤︎」
「・・・だから」
「食べにくいだろ?リナ。お前はお前らしく食べたいんじゃないか?」
「あの・・・」
「いーえ。自称保護者さんの行き過ぎた責任感は邪魔なだけですから。あと、僕のリナさんから手を離して頂けません?」
「リナがいつ、ゼロスのものになったんだ?リナはリナのものだろう?」
「そんな偽善ぶったセリフなんて、白々しいだけですよ、ガウリイさん」
「偽善?ぎぜんだかきがんだかわからんが、オレにはそんな難しい言葉伝わらないぞ」
「・・・とぼけ方もお上手なんですねぇ、ガウリイさん。いやあ感服いたします。まあ、裏返せば鬱陶しいだけですが❤︎」
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