SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第13章 《R-18》金色の檻
結局、あの時両思いだと心から思えたのは幻なんだと少女ーーリナは実感していた。
あの、廃墟での初体験の後、あれよあれよと流され、この空間で何度も青年ーーゼロスの愛を受け。その度気を失う程の強い快感を教え込まれてきた。
行為中は『愛してます』なんて囁かれたりもして、リナ自身も絆されてしまうほど、ゼロスのもたらす全ての行為は優しく、満たされていた。
最初ももちろん気を失ってしまった。そして目を覚ました少女に告げられたのはゼロスによる『永久幽閉』だった。
ここは、リナを閉じ込めておくための金色の檻だと。そして手にはめたブレスレットも実はアンクレットで、ここにつなぐ足枷の鎖なのだと。
それを聞かされた時、少女は怒り狂った。束縛されるのが何よりも嫌うリナ。いくら自分を愛しているとのたまう相手でもーーいや、だからこそ。そのゼロスの選択は、リナを悲しませるには十分だった。
その悲しみは、すでに青年との行為で流されてしまったが、時折否応無しに思い出してしまうのだ。それは、青年が仕事でそばにいない時に。そして、自分の話も聞かず、自分勝手な行為を押し付けられている時に。それは思い出されるのだ。
それでも、甘い嬌声をあげ、素直に体を開いてしまうのは、ただひたすらにリナもゼロスを愛しているからなのだろう。
好きだからこそ。愛しているからこそ、拒絶はできない。でも、だからこそ泣きたくなるほど、少女は追い詰められてしまう。
相変わらず青年を受け入れている少女は、涙を流し、ゆっくりと瞳を閉じた。
それを見た青年はかすかに焦りを見せ、動きを止めてしまう。
「・・・何よ」
「・・・リナさん、辛いですか?」
まさか、そんな言葉が青年から出てくるとは思っていなかったリナはびっくりして青年を見つめた。
青年はかすかに悲しそうな、寂しそうな顔をして、少女を見つめていた。
しばらく、お互い何も話さずにただ視線だけが濃密に絡み合う。
あの、廃墟での初体験の後、あれよあれよと流され、この空間で何度も青年ーーゼロスの愛を受け。その度気を失う程の強い快感を教え込まれてきた。
行為中は『愛してます』なんて囁かれたりもして、リナ自身も絆されてしまうほど、ゼロスのもたらす全ての行為は優しく、満たされていた。
最初ももちろん気を失ってしまった。そして目を覚ました少女に告げられたのはゼロスによる『永久幽閉』だった。
ここは、リナを閉じ込めておくための金色の檻だと。そして手にはめたブレスレットも実はアンクレットで、ここにつなぐ足枷の鎖なのだと。
それを聞かされた時、少女は怒り狂った。束縛されるのが何よりも嫌うリナ。いくら自分を愛しているとのたまう相手でもーーいや、だからこそ。そのゼロスの選択は、リナを悲しませるには十分だった。
その悲しみは、すでに青年との行為で流されてしまったが、時折否応無しに思い出してしまうのだ。それは、青年が仕事でそばにいない時に。そして、自分の話も聞かず、自分勝手な行為を押し付けられている時に。それは思い出されるのだ。
それでも、甘い嬌声をあげ、素直に体を開いてしまうのは、ただひたすらにリナもゼロスを愛しているからなのだろう。
好きだからこそ。愛しているからこそ、拒絶はできない。でも、だからこそ泣きたくなるほど、少女は追い詰められてしまう。
相変わらず青年を受け入れている少女は、涙を流し、ゆっくりと瞳を閉じた。
それを見た青年はかすかに焦りを見せ、動きを止めてしまう。
「・・・何よ」
「・・・リナさん、辛いですか?」
まさか、そんな言葉が青年から出てくるとは思っていなかったリナはびっくりして青年を見つめた。
青年はかすかに悲しそうな、寂しそうな顔をして、少女を見つめていた。
しばらく、お互い何も話さずにただ視線だけが濃密に絡み合う。