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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第13章 《R-18》金色の檻

「・・・辛くは、ないわ」
「・・・どうして、悲しそうなんですか?お仲間を思い出しましたか?それとも、僕が、怖いですか?」
「・・・ばか、今更あんたを怖がって、どーするつもりよ・・・」
気怠げに少女はぽつりと言葉を落とす。その顔は、かすかに赤い。
「本当、可愛いですね、あなたは・・」
少女の、やわらかな唇をそっと奪う。重ねているだけでは物足りなくなり、花びらのような唇のわずかな間から舌を進入させて、逃げようとするリナの舌に絡ませ、吸い上げる。口角を変え、浅く、深い口付けを繰り返せば、苦しそうに瞳を潤ます少女。その官能的なこと・・・
魔族にはないはずの『なにか』が切れた青年は、まだ挿入したままの男根の動きを再開した。
「ち、ちょっ、と・・・!ばか、人の話聞いてるの・・・っ!?」
「リナさんがいけないんですよ、あんな潤んだ紅い宝石で見つめられたら・・・我慢できなくなっちゃいました(はぁと)」
また、熟れた唇に自らのそれを重ね、ひたすらに少女を求めるように、できる限り少女にくっついていたくて、隙間がないように少女を抱きしめ、しなやかできめ細やかな肌を愛おしげに愛撫してやる。
「んっ・・・ぁ、きもちぃ・・・ぁ!」
「・・・不安になる心配なんか、ありませんよ、リナさん」
「・・・ぁ、っえ?」
また、唇にキス。
「あなたが、ここに監禁されるのが嫌と思えないほど、あなたをこれからもずっと、愛して差し上げますから」
それに、と、青年は紫紺の瞳をのぞかせ、怪しげに笑う。
「あなたは、僕だけの恋人。僕が今まで魔族として生きてきた中でようやく出会えた世界一美しく、愛おしい至宝です。簡単に手放したりはしません」
すでに快感の限界を過ぎている少女は、ただただ青年の狂気めいた愛の告白を聞いていた。

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