SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第15章 宴-EN-
「んっ・・・ふぅ」
「ん、ああ。素敵ですよ、リナさん。あなたの負の感情も、羞恥の感情も」
ゆっくりと舐めとり、ときおり中、と吸い上げる。くすぐったいような、甘ったるいような感覚にあたしの声は媚びるような声へと変わる。
「や、ぁん・・・っ、くすぐった、いっ」
「色っぽい声を出すんですね?」
「ひゃ、んっ!?ばか、ぁ」
あたしはなんとか力を振り絞り、ゼロスを突き放そうと試みる。でも、さすがは魔族。いくらあたしの力でも振り払えないほど、つよく押さえつけられている。
やばい、なんとかしないとーー
そんな事を考えている余裕すら、首すじに伝うヤツの下の感触のせいで奪われていく。ゼロスと二人きりの
世界に、閉ざされたような。そんな奇妙な感覚。
闇色の世界に、ぽっかりと浮かぶあたしたち。全てが溶け出して、混ざり合っていくような恐怖感、でも、不思議と心地よさも感じてしまう。このまま二人で溶けて、一つに混ざったら、どうなってしまうのだろう?世界が変わって見えるのかしら。それはそれで、キモチイイかもしれない。
ーーって、あたし何考えてるの?そうよ、そんなのダメに決まってるじゃない。
「いー・・・加減に、してッ」
「・・・もう、何もしてませんよ?」
へっ?
瞬間、急激に現実に引き戻され、あたしは目を白黒させた。
「い、いつから何もしてなかった?」
「リナさんがかわいい声でばか、と僕を罵ったあと、すぐに止めましたよ」
じ、じゃあさっきのあの、奇妙な感覚はなんだったの?まさか、あたし本当におかしくなっちゃったのかしら?ゼロスと、溶けて同化してもいいかも、なんて。うにゃあああああ!恥ずか死ぬ!死ねる!今なら!
「死なれても困ります」
「うあっ、人の心を読むなっ、ヘンタイ魔族!」
「いや、どちらかというとリナさんのがヘンタイさんじゃないですかぁ」
「にゃっ、全部聞いてたの!?」
「はい、もちろん」
ニコニコ、人を食ったような笑顔でゼロスはヘーゼンと言ってのけた。もしかして、あれも聞かれてたんじゃないか、という考えに至り、そろそろとヤツの顔を伺うと。
「ん、ああ。素敵ですよ、リナさん。あなたの負の感情も、羞恥の感情も」
ゆっくりと舐めとり、ときおり中、と吸い上げる。くすぐったいような、甘ったるいような感覚にあたしの声は媚びるような声へと変わる。
「や、ぁん・・・っ、くすぐった、いっ」
「色っぽい声を出すんですね?」
「ひゃ、んっ!?ばか、ぁ」
あたしはなんとか力を振り絞り、ゼロスを突き放そうと試みる。でも、さすがは魔族。いくらあたしの力でも振り払えないほど、つよく押さえつけられている。
やばい、なんとかしないとーー
そんな事を考えている余裕すら、首すじに伝うヤツの下の感触のせいで奪われていく。ゼロスと二人きりの
世界に、閉ざされたような。そんな奇妙な感覚。
闇色の世界に、ぽっかりと浮かぶあたしたち。全てが溶け出して、混ざり合っていくような恐怖感、でも、不思議と心地よさも感じてしまう。このまま二人で溶けて、一つに混ざったら、どうなってしまうのだろう?世界が変わって見えるのかしら。それはそれで、キモチイイかもしれない。
ーーって、あたし何考えてるの?そうよ、そんなのダメに決まってるじゃない。
「いー・・・加減に、してッ」
「・・・もう、何もしてませんよ?」
へっ?
瞬間、急激に現実に引き戻され、あたしは目を白黒させた。
「い、いつから何もしてなかった?」
「リナさんがかわいい声でばか、と僕を罵ったあと、すぐに止めましたよ」
じ、じゃあさっきのあの、奇妙な感覚はなんだったの?まさか、あたし本当におかしくなっちゃったのかしら?ゼロスと、溶けて同化してもいいかも、なんて。うにゃあああああ!恥ずか死ぬ!死ねる!今なら!
「死なれても困ります」
「うあっ、人の心を読むなっ、ヘンタイ魔族!」
「いや、どちらかというとリナさんのがヘンタイさんじゃないですかぁ」
「にゃっ、全部聞いてたの!?」
「はい、もちろん」
ニコニコ、人を食ったような笑顔でゼロスはヘーゼンと言ってのけた。もしかして、あれも聞かれてたんじゃないか、という考えに至り、そろそろとヤツの顔を伺うと。