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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第16章 金色の奇跡

「がう・・・りぃ」
「ーーリナさん、起きなさい」
急激な覚醒に、あたしは勢いよく飛び起きた。見渡すと、そこに広がるのは一面の闇。そして、冷たく見下ろすのはーー
「・・・ンッ、あンッ」
「ーーっはァ、リナさん・・・随分と余裕ですねぇ・・・?ッ、僕に抱かれながら、彼の夢を見る、なんて」
「きゃぅ・・ッ」
この魔族の青年との行為中、あまりの悦楽に意識を飛ばしていたらしい。あたしを組み敷き、膣内に沈めたままのモノをゆるゆると擦るように出し入れを繰り返している青年からは、明らかに不機嫌そうな雰囲気が漂っていた。
「人の夢を覗き見するなんて・・・
さいっってー魔族」
「・・・気に食わない・・・っんですよ・・・・。あなたが、他の男の夢を見るなんて」
「現実ではあたしを独り占めしてるクセ・・・っに、ぁん」
相変わらずの闇に、あたしは呆れたため息と、嬌声しか漏れない。今、あたしが存在している世界は、あまりにも広くて、同時に狭過ぎた。
「夢でも・・・っあなたを、独り占めしたいんです・・・っ!っぁあ、リナさん・・・っ」
「あ、ぁああん・・・っ!もぅ、っ・・・い、っちゃ・・・っ」
ドクドクと波打ち、あたしの胎内に何度目かもわからない精を注がれる。熱くて、そして更に増してしまう体の火照りに、自我が徐々に削がれていくような気がして。自分が自分ではなくなってしまう気がして。

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