SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第16章 金色の奇跡
「・・・好きになったんだもの」
「・・・え」
「・・・外に出たい、って言ったら怒るだろうな、とか。哀しむかな、って・・・そしたらあっさり『解放して差し上げます』だし、『今まで通り』だし・・・っ、戻れるわけないじゃない、ガウリイと旅をしてる頃に戻るなんて!」
もう、自分でも何を言っているのかすら分かっていなかった。めちゃくちゃなことを言ってるという自覚もあった。でも、苛立ちと怒りと、少しばかりの悲しさ。それをぶつけずにはいられなかった。
「・・・リナさん」
「戻れなくなっちゃったのよ・・・あんたのせいでっ!!」
「それって、自惚れても良いんですか?」
「なっ、ばか!人の話聞いて」
今度は、あたしの唇が奪われてしまう。舌が絡ませられ、吸われて。その度に、ゼロスの気持ちがなだれ込んでくる。・・・本当は、分かってた。あたしを思っての事だって。それは嬉しかった。
「・・・すいません、余りにも嬉しくて。リナさんがあんな、ねぇ?」
「な、なによ。あたしはただ、あんたに責任とってもらわなきゃ気が済まないだけよ」
「じゃあ、解放はなしですね。『今まで通り』ここでちゃーんと責任、取らせていただきますよ♪」
ん?あれ?なんか違うような。確かに、ゼロスがあたしに言った『今まで通り彼と旅を続けられますよ』に対しては文句付けたけど、『解放する』に対しては文句付けてない!
「・・・え」
「・・・外に出たい、って言ったら怒るだろうな、とか。哀しむかな、って・・・そしたらあっさり『解放して差し上げます』だし、『今まで通り』だし・・・っ、戻れるわけないじゃない、ガウリイと旅をしてる頃に戻るなんて!」
もう、自分でも何を言っているのかすら分かっていなかった。めちゃくちゃなことを言ってるという自覚もあった。でも、苛立ちと怒りと、少しばかりの悲しさ。それをぶつけずにはいられなかった。
「・・・リナさん」
「戻れなくなっちゃったのよ・・・あんたのせいでっ!!」
「それって、自惚れても良いんですか?」
「なっ、ばか!人の話聞いて」
今度は、あたしの唇が奪われてしまう。舌が絡ませられ、吸われて。その度に、ゼロスの気持ちがなだれ込んでくる。・・・本当は、分かってた。あたしを思っての事だって。それは嬉しかった。
「・・・すいません、余りにも嬉しくて。リナさんがあんな、ねぇ?」
「な、なによ。あたしはただ、あんたに責任とってもらわなきゃ気が済まないだけよ」
「じゃあ、解放はなしですね。『今まで通り』ここでちゃーんと責任、取らせていただきますよ♪」
ん?あれ?なんか違うような。確かに、ゼロスがあたしに言った『今まで通り彼と旅を続けられますよ』に対しては文句付けたけど、『解放する』に対しては文句付けてない!