SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第17章 【いちごミルクとほろ苦コーヒー。】
無意識にポロポロと溢れる涙。止める意思もないまま、あたしは恐る恐るゼロスに腕を回した。拒絶されてもいい。ちゃんと、伝えなくちゃ。あたしの想いを。
「・・・あたし・・・伝えたくて、でも、怖かっ、た。何もかも、変わってしまう気がして」
ゼロスは、あたしが回した腕を振りほどこうとはしなかった。それに、少しだけ安心してしまう。
「でも、そんな、の・・・あたしの、言い訳で・・・」
どう、伝えたらいいのかも、正直わからない。でも、思いついた言葉を伝え続ければきっと、いつかは伝わると思った。
「うまく、伝える方法なんか、わからない。でも、これだけはわかって。・・・好き、なの」
単純で、でもストレートな告白だと、自分でも思った。でも、あたしにとっては精いっぱいの言葉。
「好き、なのよぉ・・・好き、なんだからぁ」
ひたすらに泣きじゃくりながら好き、好きと呪詛のようにつぶやくあたしを、ゼロスは呆れたように笑って、きゅっと抱きしめ返してくれた。
「あ・・・」
「すいません、いじわるし過ぎちゃいましたね」
「・・・え」
「本当はわかってましたよ、リナさんの想いは。でも、あんまりにも意地っ張りなリナさんを見てたら、いじわるしたくなっちゃいまして」
ちょっと、試すような形にしてしまいましたね。そう、本当に申し訳なさそうに言うと、あたしの頭を撫でてくれた。
「・・・あたし・・・伝えたくて、でも、怖かっ、た。何もかも、変わってしまう気がして」
ゼロスは、あたしが回した腕を振りほどこうとはしなかった。それに、少しだけ安心してしまう。
「でも、そんな、の・・・あたしの、言い訳で・・・」
どう、伝えたらいいのかも、正直わからない。でも、思いついた言葉を伝え続ければきっと、いつかは伝わると思った。
「うまく、伝える方法なんか、わからない。でも、これだけはわかって。・・・好き、なの」
単純で、でもストレートな告白だと、自分でも思った。でも、あたしにとっては精いっぱいの言葉。
「好き、なのよぉ・・・好き、なんだからぁ」
ひたすらに泣きじゃくりながら好き、好きと呪詛のようにつぶやくあたしを、ゼロスは呆れたように笑って、きゅっと抱きしめ返してくれた。
「あ・・・」
「すいません、いじわるし過ぎちゃいましたね」
「・・・え」
「本当はわかってましたよ、リナさんの想いは。でも、あんまりにも意地っ張りなリナさんを見てたら、いじわるしたくなっちゃいまして」
ちょっと、試すような形にしてしまいましたね。そう、本当に申し訳なさそうに言うと、あたしの頭を撫でてくれた。