SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ
第6章 月酔ールナトリップ-
「・・・っ、ハァ、な、に・・・よっ!?バカっ!」
その言葉に、深い闇を吸い込んだ様な色の髪を肩で切り揃え、全身を漆黒の法衣に身を包み、人の良さそうな青年は薄っすらと目を開く。
「おばかさんはリナさんですよね?僕がいない間に他の男に色目を使うなんて」
お仕置きが必要ですか?
そう不敵に妖笑を浮かべる少女の恋人に、嬉しいと言う感情を通り越して怒りが頭を占めた少女はぷるぷる震えながら、きっと青年を睨んで。
ーーーパシンッ
悲しくて、悔しくて。やるせなくて、ついつい青年の頬をぶっていた。
「嫌い。
・・・ゼロスのばか。大ばか・・・!!」
青年は紫水晶の瞳を見開いた。
少女の綺麗な紅玉の瞳から溢れる涙。
「何よっ、人を約六ヶ月も待たせたくせに、突然現れたと思いきや!」
「ごめんなさい言うならまだ良いわよ。何が色目を使うよ!!ばかにしないで、あたしはあんたを恋人って認めて、人間の道踏み外そうが、誰に罵られようが、あんたをずっと好きでいようって・・・愛そうって思ってるのに!!」
「向き合うって、この間言ってくれたばっかりじゃない!なのに・・・っ、なんっにも分かっちゃいない・・・っ!」
「あたしは・・・あんたにとって何?暇つぶし?退屈しのぎ?
そうだとしたら、あたしはいらない。・・・どれだけ、待ってたと思ってんのよ・・・っ。あたしが、いつ来るかすらわかんないあんたを、一体何ヶ月待ってたと思ってんのよっっ!!!」
「まあ、落ち着いて。お嬢さん。
なるほど、貴方がお嬢さんの言ってた恋人さんだね?・・・全く、こんなに可愛らしいお嬢さんにあれだけ強く思われるなんて、男冥利に尽きると言うものだな」
.
その言葉に、深い闇を吸い込んだ様な色の髪を肩で切り揃え、全身を漆黒の法衣に身を包み、人の良さそうな青年は薄っすらと目を開く。
「おばかさんはリナさんですよね?僕がいない間に他の男に色目を使うなんて」
お仕置きが必要ですか?
そう不敵に妖笑を浮かべる少女の恋人に、嬉しいと言う感情を通り越して怒りが頭を占めた少女はぷるぷる震えながら、きっと青年を睨んで。
ーーーパシンッ
悲しくて、悔しくて。やるせなくて、ついつい青年の頬をぶっていた。
「嫌い。
・・・ゼロスのばか。大ばか・・・!!」
青年は紫水晶の瞳を見開いた。
少女の綺麗な紅玉の瞳から溢れる涙。
「何よっ、人を約六ヶ月も待たせたくせに、突然現れたと思いきや!」
「ごめんなさい言うならまだ良いわよ。何が色目を使うよ!!ばかにしないで、あたしはあんたを恋人って認めて、人間の道踏み外そうが、誰に罵られようが、あんたをずっと好きでいようって・・・愛そうって思ってるのに!!」
「向き合うって、この間言ってくれたばっかりじゃない!なのに・・・っ、なんっにも分かっちゃいない・・・っ!」
「あたしは・・・あんたにとって何?暇つぶし?退屈しのぎ?
そうだとしたら、あたしはいらない。・・・どれだけ、待ってたと思ってんのよ・・・っ。あたしが、いつ来るかすらわかんないあんたを、一体何ヶ月待ってたと思ってんのよっっ!!!」
「まあ、落ち着いて。お嬢さん。
なるほど、貴方がお嬢さんの言ってた恋人さんだね?・・・全く、こんなに可愛らしいお嬢さんにあれだけ強く思われるなんて、男冥利に尽きると言うものだな」
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