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SYらぶらぶ集〜X❤︎L〜ゼロリナ

第10章 《R-18》金色の鎖

って、違う。
間違いなく違う。
なあに、これ。内容は薄っぺらいし、挿絵しかないし。まあ、唯一の救いは絵が無駄に綺麗だということ。
はぁ。まあだハズレ。悔しいから、全部読み切ってやるっ。
ちら、と隣を盗み見ると、ガウリィが寝息を立てて・・・あ、違う。鼾をかいて爆睡中。あたしも、少し眠ろうかな。
なんて考えながら、ページをまためくり始める。すると。

にょきっ
背後から現れた手が、あたしの胸に唐突に回される気配を感じ、ビックリしたのと、絶対あいつだという確信を持ち、とにかくその腕を外そうとその腕に手を押さえようとするとーー

するん。

今度は《何物か》の反対側の手が、あたしが持っていた魔道書?を奪い取ってしまう。


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