テキストサイズ

二階堂高嗣の受難

第1章 入学・ジャニーズ学園☆

「さっきは恥ずかしい所見せて悪かった。お礼に部屋まで案内するのと食堂で奢るの両方してやるよ。笑」

「うわ、みつ珍しく太っ腹!ww」

俺がそんなふざけたことを言うとみつは俺にげんこつをくらわしてきた。結構脳に響くげんこつだなあ、と思いながら俺はみつと食堂に行った。


まあ…うん。予想はしてたよ…。でも豪華すぎるだろ…。

俺がそんなことを思い固まっていると

「なに?お前もこの食堂にビクッてんの?笑 まあ、それが普通の反応だな。」

なんてバカ笑いをしながら先に言ってしまったので俺はあとを追いかけるようにいそいでみつの後ろを走った。

そんな時回りから声がしたがあまりにも不快なものばかりだったので俺はガン無視して進む事にした。

だって「北山様と平凡が一緒にいるな」だの「気色悪い」だの。なんか、小説でよく出てくる巻き込まれ脇役の気持ちが良くわかった気がする。とほほ…


「おい、ニカー。なにしてんだよー!お前もこっちきて一緒に選ぶぞー。」

「んー。りょうかーい」


うわ、ここも予想通り。タッチパネル式の注文の仕方でしたーww


俺は日替わりランチAをみつは焼肉定食を頼んでた。昼からよくそんなに食えるな。食うわりには身長伸びないけどなwwww

そんな俺の心の声が伝わったのかみつが俺を睨んできたので俺はさっと目を逸らした。



「あ、やばい。ニカ耳抑えろ。」

「うす。」


人の言う事は聞いとけ!ってね〜。
って事で俺は即座に耳を抑えた。


「「「キャーーーー!!!!」」」

うるせえ。耳抑えてても分かるくらいの黄色い叫び声が聞こえた。



「ニカ、ちょっとここで待っててな?ごめん。すぐ戻ってくるから」

みつは少し申し訳なさそうな顔をしたあと声の発生地に向かっていった。

あ、なんか死亡フラグがたった気が…www


「あ、宏光。どこに行っていたんですか?生徒会長が探していましたよ。おや…あの平凡と一緒に?」

「あ" ?うるさいなー。ふくかいちょーは黙っててよ〜。ニカの魅力に気づかないやつとなんか話す気もないしー。笑」

みつは そう言い終えると俺のいる場所まで戻ってこようとした。

お願いだから今は戻ってくるでない。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ