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百舌鳥

第5章 悲痛。

俺はひた向きになっていた
そして

(レイ、俺を離せ…)

レイが余韻にひたりながら
(あん、なによ?どうしたの?じゃあ次はどこを攻めようかな?(笑))

俺は

(離せ、聞こえないのか?)

レイが俺を無視するかのように

(聞こえない(笑))


(離せっつってんだろうが!!このブス!!)


アホらしく感じてきた

今までの全てが

やはり遅かった

セリナに愛しさを感じてしまったせいで

どうやら渇いた心に少しもの潤いが始まってしまっていた


そのせいで今までの俺がバカらしくなってきた

俺は力を振り絞って自力で起き上がりセリナに抱きついた

(セリナ、行くぞ、ここを出るぞ!)

驚いているセリナは

(む、無理よ、おねえちゃんが…)

レイが

(シン!何言ってんのよ!ここから出すわけないじゃない!(笑)あなたはここでまた骨抜きにされるのよ(笑))


俺はレイに

(ふん!ふざけんな!(笑)俺が骨抜きにされると思ってんのか?(笑))

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