「俺は、男だ!クソ野郎」
第1章 俺は“男”だって!
数秒後、布みたいので
目を覆われているに気づく。
「これ、外せよ!」
視界が何も見えない中、そう叫んだ。
「大丈夫….優しくするから….….グハッ」
突然、男は変な声を出し、
バタッと倒れた音が聞こえた。
は…?
一体何が起こったんだ?
目隠しされているため、
今の状況に全くついていけない。
バキッー
ボコッー
ガンッー
そのあと、鈍い音が色んなとこから
飛び交って聞こえてきた。
もう、気づけば押さえられていた体が
今は、あっという間に軽くなって自由になっていた。
とにかく、どうなっているのか気になった俺は、
やっと自由になったその両手で
キツく結ばれた布をほどく。
そして、ゆっくりと
俺の視界にある光景を映し出す。