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「俺は、男だ!クソ野郎」

第1章 俺は“男”だって!








「ほ、ほらベルト.…」



シュンとなる俺に、大悟が

さっき奴らに抜かれたベルトを拾って渡してくれた。





「…さんきゅ」


受け取って、ズボンにベルトを通す。





でも何だかんだ思ってこいつは

気が利く。




「あ、あとさ…大悟」


「何だよ」




「助けに来てくれて…そのありがとな…」




改めて礼なんて言うのなんか照れくさい。




「い、いや別に」


なぜか、頬を赤く染めてる大悟。





「お前、動揺しすぎだし」




つい、面白くなってクスッと

笑ってしまった。









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