「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
「クスッ…何言ってるの?」
すると、呆気なく予想を反し
鼻で笑われた。
う、うぜぇ…!!
あっ、そういえば
さっきイチゴケーキもあるとか言ってたよな?
そして、客としてとかなんとか…
あ~そうか、そういうことだったのかよ。
なるほどね。
俺ってば、何馬とか言ってんだよって話だ。
「つまり、客を幸せにするってことだろ?」
ケーキ屋さんみたいな感じの。
俺なら、ものすごくhappyだね。
「多分、俺が思っていることに姫が想像してるのと、ある意味違うと思うけど…わかってるじゃん♪」
「マ、マジかよ!?」
俺は、また外れたのかとと思ったら
当たっていたことに驚いた。
天才過ぎだろ、俺。
まぁ、ハーバードから誘いがくるだけのものはあるよ。←
…はい、ごめんなさい。
嘘です。冗談です。
調子乗らせていただきました。
ただ一度は、言ってみたかっただけだから、本当。
さっきのは、まぐれだ。
「そんでね、俺そこで働いてるんだけど……姫、客として来てよ」
甘える犬みたいにそう言ってくる翼先輩。
「で、でも…」
「イチゴケーキたくさんあるよ?…姫なら最高のおもてなししてあげる」
「あ、明日の何時からだっけ?」
「本当、可愛いね。まぁ命令だったし拒否権はなかったよ。連絡は、メールでするね」
翼先輩は、満足気に言った。
単純って思われてもいい。
それに俺にとって都合のいい命令とか
存在するんだと思った。
だって、イチゴケーキだぜ?
もう最高じゃん。