「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
じゃあ、もう話は済んだし
「これで、俺は…」
そろそろ職員室にプリントを取りに行かなくてはならない。
そしてベットから降りようとした瞬間、
ドサッー
「…――え?」
押し倒された。
不意だったため、唖然と言葉も出ない俺。
なぜか、肩を両手でおさえられ、
身動きが取れない。
「それより、姫ーっ。俺と今から寝てみない?」
翼先輩は、ニヤっと怪しげに笑って
そんなことを言った。
「いや、俺は、このあと授業があるんでムリっす」
寝るのは、大好きだけど
今はそんな時間ない。
「じゃあ、今夜はどう?」
あまりにもしつこいんで
「一人で寝れねぇのかよ、ガキ」
そう言ってやった。
ちなみに
俺は、バリバリ一人で寝れる。
年上なくせになんて子供みたいなんだ…。
「ねぇ、姫がここに来る前に俺がやっていたことを今したい」
「はっ?何を」
俺が来る前?
確か…裸になってたよーな…。
うわっ、ムリ。
ゾクッと全身に寒気が。
「ちなみに、子供の作り方とか知ってるよね?」
急に
また変なことを言い出した。
「知ってるも何もあれだろ。コウノトリが運んでくるじゃねーか」
そんな一般常識知っても当然のことだろ。
翼先輩の顔を伺ってみると、
ポカンと口を開け固まっていた。