「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
まぁ、今は、敢えて言わないでおこう…。
面倒くさいし。
やっと俺は、ベットから
降りることができた。
「あっ、制服乱れちゃったね。…艶めかしくて、すっごいエロい。襲いたいぐらいホント可愛い。こんな姿誰にも見せたくない」
先輩は、そう発言したあと、
「ヒィッ!」
俺の首筋をぺろりと舐めやがった。
そして、全身に鳥肌。
「今日は、このくらいで我慢してあげる。じゃあ明日楽しみにしてるね」
先輩は、不敵な笑みを浮かべ、
『俺、これからトイレに行って処理してくるね♪』と
妙な一言を残して去った。
マジ、もう絡みたくない。
首筋の生々しい感触が気持ち悪い。
ごしごしと袖の部分で拭く。
それに最後に言ってた処理って
なんだよ。
トイレで生徒会の仕事とかする気なのか?
…キモいな。
少し、ゾッとした。
でも明日は、イチゴケーキ食べれるし、どうでもいいや。
もう投げ出した。
あっ。
それより、早く職員室だ!!
俺は、ハッと我に返り
急いでプリントを取りに行った。