「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
「まあまあ落ち着け、大悟。俺はいつだって…素直だ」
決して嘘ではない。
だって俺は、素直でできてる男なんだから。
ここは、
まず落ち着かせるのが一番だ。
チラッと大悟の顔を覗くと、先程と変わらず曇っていた。
さては…話
通じなかったか?
仕方ない…もう一度言っておくか。
「あいあむ素直。おっけー?」
日本語が通じないみたいだから
、
あえて英語で言ってみた。
ちょっと英語
話せることを自慢。←
すると、その直後にクスッと大悟が笑う。
「…余裕だね」
なぜか馬乗りして
見下ろされている。
つまり、俺は、
ベットと大悟の間に挟まっている形。
「え…?」
スッと、制服のシャツの牡丹に
手をかけて丁寧に一つずつ外していく大悟。