「俺は、男だ!クソ野郎」
第6章 何で俺…女装してんの。
そんなこんなで
強制的にお店の中へ入った。
…マジ、待てや。
俺、まだ
ウンともスンとも言ってねぇしッ!!
何で俺が
こんな羽目に合わなきゃいけないんだよ。
人としての人権は、
誰にだってあるってテレビで言ってたぞ。
それを完無視かよ。
今なら、はっきり言える…。
俺の自由、カムバック。
「あ、先輩。後で覚えてろよ」
そう言って、にこにこ嬉しそうな
翼先輩を睨んだ。
「えー?何、ちゅーしてくれんの?」
「………。」
どうしよう 。
こ い つ 日 本 語 通 じ ね ぇ 。
/(^q^)\
もういい。
仕返ししてやるから。
聞いて驚くなよ?
俺の復讐ってのは、
怖いんだ。
なんだって、
悪戯メールを何件も送るんだからな。
そして、電話がかかってきても
『田中です』って嘘ついてやる。
結果、精神的に追い詰めることが
できるだろう。
ハハハ今に見ておけ。
チャラ男!!
翼先輩は、俺が密かに
そんな計画を立てているのは知るはずない。