「俺は、男だ!クソ野郎」
第2章 ふ、ふざけんな!
【岬side】
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……。
「はぁぁぁぁあー!?」
朝の穏やかの中、俺の叫び声が鳴り響く。
人生で最悪なミスを犯してしまった。
これもう…無理だ。
もう、なにがなんだかわかんねぇ。
頭真っ白。
そんな中、俺の隣にいるこいつは、
「だ・か・ら“男子校”って言ってんじゃん」
涼しそうな顔をしてスラッと驚嘆な発言をする。
…だ、男子校だと?
ふ、ふざけんなぁー!
――――そう。
これは、遡る数分前のことだ。