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「俺は、男だ!クソ野郎」

第8章 ドキドキが止まらない。







「ちぇっ、もうちょい俺の胸の中に閉じ込めておきたかった」




「何その、プチ監禁」


怖いわ。



なぜか大悟は、それにツボったらしく

大笑い。



普通、それだけで抱腹絶倒…するか?

大袈裟だろ。







「あ、そうそう。俺、大悟に聞きたいことがあったんだ」



「んー?なんだ」




くそ、まだ笑ってやがる。

いいや、無視だ。無視。






「お前って本当すごいよな」




俺がそう言った瞬間、

大悟はキョトンとなったが


すぐに『何を今さら?』という表情したので

少しムカついたが話を続けた。







「よく俺があんなとこにいるってわかったよな」




ホストクラブなんて、

なぜ都合よく助けに来られたんだと不思議に思った。



お前は超能力者か。






「あー、あれか。でも言ってなかったっけ?」




「何を?」




「岬のことなら何でも知ってるよ、って言いたいところだが」



「うん。そんなのいいから、で?」




「冷たいな…まぁいいや。岬の家でケンカした時、俺が岬の携帯取り上げたときあったよね?」




「え?…あ、あぁ」




あの時か…。




確かに、途中

取り上げられたのは覚えてる。



『お仕置き』の意味を調べていた時だろ?



でも、それとどう関係するんだ?






「岬どこでもフラフラと行っちゃうから、その時、念のためにGPS機能をちょっといじった」



「はっ?」



じーぴーえす…だと?













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