「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
どうしたんだ、一体。
「先生!俺、今日が誕生日なんですよ」
金太郎は、今日が誕生日ということ理由に
都合よく使いだした。
そんなんで、先生がOKするわけないだろ。
「そうか、それを早く言え。よし。1-Aはカフェな」
えっ!?
そんなんでいいのか…?
普通、クラスの意見聞いて多数決とか
とらないか?
この先生、おかしすぎる。
いや、待てよ…?
俺は考えた。
カフェって確かさ…
女の子に人気じゃね!?
てことは、
女の子の客が増えるってことだよな?
俺の目の色が変わる。
皆、それで
やる気になっていたのか?
危ない、俺だけ気づかないところだった。
でかしたぞ、金太郎!!
お前って、たまには良いこと言うじゃないか。
見直した。
コクコクと頷く。
俺は、皆と違う意味で
楽しみだということは知らない。
「じゃあ、さっそく杉本。集まりに行ってこい」
「はい?」
そして、先生は、俺に
わざわざプリントを渡しにきた。
え?
俺は、きょとんとなる。
どゆうこと?
「今から、各学級学年の集まりがある。クラスの委員長だから行ってこい」
「い、今から…?」
またなんて急な。