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「俺は、男だ!クソ野郎」

第9章 うん。はい断る








【陸人side】




俺の名前は、本田陸人。



スポーツは何でもできるし、超得意。



そして家は、超がつく程の金持ち。

だってあの有名な本田財閥の御曹司であるのだから。






ちなみに、

生徒会会計を務めている。









…そんな俺が

人生初一目惚れをした。



しかも、相手は同じ男。





入学式の前の日に生徒会の仕事で

一年生の名簿をペラペラと捲っていた。




その時、一人の男の子に目が止まったんだ。






名前は、“杉本 岬”。


やばい…めっちゃタイプだった。





何時間もその名簿を眺めていた。








この子が…ものすごく欲しい。

たまらなく欲望が渦巻いた。








会ったことも話したこともないのにって

自分でもおかしいと思った。





…でも。

写真越しでもキスしたくなるこの可愛さ。







例えるとしたら

絶世の美少女…いや、美少年。



そう言った方が妥当なのかもしれないが

これはさすがにやばいって思った。









下ネタになってしまうが

すぐ勃起の域だ。






好きだってすぐに自覚を持てた。




だって、初めて

手で触らずに写真を見ただけで勃起した。








俺は、ただこの子の顔と名前だけ知っているだけ。





入学式が終えてもう数ヶ月が経っているにも関わらず

いまだに接点なし。



今日こそは!とか毎朝言っているけど成果なし。












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