「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
そうして、現在。
今は、これから学園祭に向けての話し合いが
あるみたいだから会議室に向かっている。
俺は、生徒会代表として参加しなければならない。
「遅れました」
結構、時間が過ぎてしまっていたみたいだ。
申し訳ない。
「本田くん、遅刻ですよ。早く空いてる席に座りなさい」
はい、と返事をして周りを見渡した後
一つ空いてる席があったので足を進める。
『あ!会計様だぁ~』
『きゃーっ』
『かっこよすぎて目眩が…っ』
ヒソヒソと黄色い声が飛び交う。
しょうがないか。
でも、普段と違って声のボリュームが
小さくてよかった。
「ねぇ、君。隣、座ってもいいかな?」
俺は、微笑みながら隣の子にひとこと言った。
「あ、どーぞ。お構い無く」
そして、隣に腰をゆっくり下ろした。
さてさて、
このプリントを提出しないとな…
…んっ!?
ちょっと待って。
い、今…いいい今!!!!
急にドキドキし出した。