「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
【岬side】
あー、えっと
この人何考えてるんだろう。
ポーカーフェイスだから読み取ることができない。
先程、遅刻して
俺の隣の椅子に座った爽やか先輩。
さっきから、
声をかけてるんだけどなかなかこっちを見てくれない。
というか、気づいていない。
「あ、あの…?」
仕方ないので
肩をとんとんとした。
「えっ!」
やっと、反応したか。
「あの、先輩?せ、先生が早くプリント持ってこいって呼んでますよ?」
俺は、あれあれと前を指差す。
「あ、わわ忘れてた!あ、ありがとうううう!(肩触られたああああ照)」
先輩は、礼を言って大急ぎで
先生にプリントを渡しに行った。
…なんか抜けてるな。
ぼーっと爽やかな顔して、
何、考えてたんだか。