「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
それから、
すぐに戻ってきた。
「さ、さっきはありがとね。えっと君の名前は?(まあ知ってるけど照)」
白い歯を見せて、爽やかに笑った。
うわ、この人
マジ爽やかでできてるじゃん。
でも、悪い人では全然なさそう。
「あ、えっと杉本岬です」
「杉本岬…、OK覚えた!な、何て呼べばいいかな?(ハァハァ)」
「何でもいいですよ。それと先輩の名前は、何て言うんですか?」
先輩の息づかいなんか、
荒くなってるようなそうでもないような。
ま、気にしないでおこう。
「じゃ、じゃあ、岬君って呼ぶね。俺は、本田陸人」
「本田先輩ですか…。覚えました」
悔しいけど名前まで爽やかだな。
しかも、初めて
“岬君”って“君付け”されて呼ばれたよ。
ちょっと、嬉しいかも。
少し、口角が緩んだのはスルーで。
「(表情エロ///)そ、そんな本田先輩とか固く呼ばないで普通に陸人って呼んでいいよ(てか、ぜひ呼んで照)」
「あ、えと、それは恐れ多いです…?」
もう、顔負けしてるんだ。
先輩じゃなくても敬意を払うわ。←