「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
「あ、あれ?言ってなかったけ?そうだよ。俺、生徒会役員」
の、
のののののののおおおおおおおーーーーー!!!
せ、生徒会だと…?
関わりたくないNo.1集団の一人だと…っ!?
だんだんと、青ざめていった。
だって生徒会には、人を見下す悪いやつしかいない。
今までの経験が証拠だ。
ああ、俺、落ち着け。
やばい頭痛してきた。
「み、岬君…大丈夫!?」
俺の様子がおかしいことに気づいた陸人先輩は、
俺の背中を心配そうにさすった。
え…っ?
「も、もしかして、気分悪いの?大丈夫?」
俺の顔色を伺い、
何度もさすりながら聞いてきた。
案外、いい人…?
生徒会の中にもまだマシな奴がいたのか。
「だ、大丈夫です…。突然、すみません。…先輩は、他の役員とは違って優しいんですね」
「えっ!?ややや優しいっ!?」
陸人先輩は、ボワッと顔を紅く染め、
おどおどし出した。