「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
『きゅ、急にどうしたの!?』と慌てふためいている。
「はい。ちょっと勘違い?してました」
「か、勘違い…?」
「ちょっと口悪くなりますけど、今日まで生徒会の連中まじうぜぇって思ってました」
「えぇぇ!?」
陸人先輩は、目を見開いたと思ったら
すぐにガクリと肩を下ろした。
「あ、でも陸人先輩だけは、別にそう思ってませんよ。他の生徒会のやつらです」
肩下がってるの見て、
一応可哀想だからフォローした。
傷つきやすいタイプなのか…?
「お、俺だけ…?」
「まぁ、はい」
他の生徒会よりはね。
本音言うと、目立つからできるだけ
長く一緒にはいたくない。
たまに程度なら丁度いいかも。
まあでも、
さっき心配してくれたのは、素直に嬉しかった。
「よ、良かったぁ…」
先輩は、息を深く溜め込んで
ホッと吐いた。
そ、そんなに人に毛嫌いされるのは
嫌なのかな?
生徒会ってよくわからん。
それから他愛もない会話をしていたら
学園の話し合いが終わっていた。