「俺は、男だ!クソ野郎」
第9章 うん。はい断る
そしたら大悟は、口を押さえながら
『もう反則…』と呟いていた。
もう、訳のわからないやつは放っておこう。
それより早く俺は、女の子に
チヤホヤされたい!!!!
そのために我慢してこの格好をしているんだ。
―――――
……。
そうして俺たちクラスのカフェがオープンして
1時間が経過した頃俺はやっと気づいた。
だ、騙された…!
騙された騙された
騙された騙されたあーー!!!
全部、あいつら(大悟と金太郎)に
女の子奪われた!!!!
うわ!
女の子たちと楽しそうに話してやがる!!
何がこの格好したら女の子にモテるだ。
全然じゃねぇか!
あぁはいはい…そうか。
よく、考えてみればそうじゃないか。
こんな女の格好して女の子にモテるはずないだろう!
何アイツに流されてんだ俺は!!
つまり。
自分が女の子にモテたいから俺にこんな格好させたんだな。
俺がかっこよすぎて
自分がモテなくなると思って。←
ものすごく腹を立てていると、
「あ、そこのメイドさ~ん♪」
友達連れの一人の男が俺を呼んだ。