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「俺は、男だ!クソ野郎」

第9章 うん。はい断る








「ちょっとお客さん」





「っと」



俺が絡まれてるのを見て

なぜか苛立ちを放った大悟が急に来た。



そしたら、急に手を掴まれ、

バランスが崩れそうになったが大悟が支えてくれた。







「えっと何ですか?俺たち今、杉本ちゃんとお喋りしてたんですけど」





『邪魔しないでくださーい』と客の男はそう言って

大悟をものすごい目付きで睨んでいる。






「お喋り?は?注文しろやコラ。あと、勝手に人のもんに触らないでくれますか?」





大悟は顔はすっごく笑顔なのに

目が笑ってないし、何よりも声がとてつもなく怖い。






一応言っとくが大悟よ。

俺は、物じゃないぞ。





相手は、客なのに

態度悪いすぎる店員どこにいんだよ。




マナーはどうしたんだと不思議に思いながらも

後の流れは大悟に任せる。



だって、責任取りたくねぇし。










「チッ。やっぱり彼氏いたのかよ。くっそ」




さっき俺の手をイヤらしく握っていた男が

悔しそうに小さな声で吐き捨てた。





そして、急に席を立った。



「もう他のとこ行こーぜ。あ、杉本ちゃん、別れたら俺の所にいつでも来ていいからね」



バイバイと、言いながら

呆気なく友達を連れてクラスから出ていった。









おい。


…どういう意味だ。




今の詳しく教えろ。














まあ、別にどうでもいいけど

とすぐに考えるのを投げ出した。













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